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坂出天狗マラソン2026


第32回 坂出天狗マラソン大会

〜 極寒3連戦最終戦で大惨事 〜



2026年2月8日(日)、第32回坂出天狗マラソンが開催された。

坂出天狗マラソンは丸亀マラソンなんかに比べたら世間での知名度が低いマイナーなマラソン大会だが、なんと歴史は丸亀マラソンより古い
1週間前の丸亀マラソンは、今年が第78回だなんて銘打ってるけど、もちろん
これは大嘘で、本当は今年が第28回目だ第1回大会から連続出場している私が言うのだから間違いない。

丸亀マラソンの記事にも書いているように、第1回大会は1997年に丸亀城築城400年記念大会として開催されたんだけど、2001年の第5回大会のとき、
突然50回も水増しされて第55回になったものだ。
1997年の第1回大会の前年まで50年間にわたり開催されていた香川ロードレースという大会の回数を突然、足すという
トンでもない暴挙に出たからだ。(断わっておくが、私はこの暴挙については大賛成だ。私の故郷のマラソン大会が由緒ある大会のように聞こえるからだ)
香川ロードレースというのは、陸上競技の専門家しか出ない閉鎖的な業界内の大会であり、今の丸亀マラソンとは似ても似つかない全く別のレースだった。
なので、今年で
第32回目を迎える坂出天狗マラソンの方が本当は丸亀マラソンより2年だけ古い

ただし、坂出天狗マラソンも
少し水増ししている。
コロナのバカ騒ぎでマラソン大会が軒並み中止になる前の2020年は、丸亀マラソンが第74回
(すなわち第24回)坂出天狗マラソンが第26回だったから、坂出天狗マラソンの方が2年古いって事がよく分かった。
ところが、3年ぶりに復活した2023年の大会は、丸亀マラソンが中止になった2年間の大会をノーカウントとして
第75回(すなわち第25回)としたのに対し、坂出天狗マラソンは中止だった2021年と2022年の幻の大会もカウントして第29回と銘打った
なぜ開催もしてないのに
中止になっていた2年間をそのままカウントしたのだろうか。
理由は簡単だ。丸亀マラソンの回数水増し作戦に対抗して、少しでも回数をかせぐために水増し作戦に出たのだ。回数が多い方が伝統がある由緒正しいレースのように聞こえるからだ。(古くから続く丸亀と坂出の対抗意識は根深い)
一気に50回も水増しした大胆な丸亀マラソンに比べて、僅か2回分水増ししたって焼け石に水なんだけど、
涙ぐましい努力ではある。

いずれにしても、坂出天狗マラソンはマイナーで知名度が低いけど、東京マラソンや大阪マラソンなんかの新参者に比べたら
ずっと由緒ある大会だ。

(ゾウ)「それなのに、ずうっと参加してくれませんでしたね」

地元の
ゾウさんは、昔から坂出天狗マラソンの運営に関わってきたから、ずうっと「参加してくださいよ」って言い続けてたんだけど、毎年、丸亀マラソンの翌週に開催されるもんだから、私としては2週連続のレースは避けたいので、ずうっと出場してこなかった

(ゾウ)「オリーブマラソンと秋吉台カルストトレイルランとか、酸欠マラソンと脱藩マラソンとか、2週間連続で出ているレースはあるじゃないですか」
(幹事長)「どれも出ない訳にはいかない重要な大会だからな」

私にとって
坂出天狗マラソンは、オリーブマラソンや秋吉台カルストトレイルランや酸欠マラソンや脱藩マラソンほどの重要性は無い
本格レースである丸亀マラソンで全力を使い切った翌週に、距離が15kmという
中途半端な坂出天狗マラソンに出るモチベーションは皆無だった。
て事で、ゾウさんのお誘いにもかかわらず、素知らぬフリをして回避してきた。

しかし2023年に、ようやく
コロナのバカ騒ぎが収まって色んなマラソン大会が一気に復活したから、嬉しくなって舞い上がってしまい、ついフラフラとみんなで発作的にエントリーしてしまった
そして、一度参加してみると、なかなか楽しいマラソン大会だったので、2024年2025年に続いて今年も参加する事にした。


〜 エントリー 〜


坂出天狗マラソンは、坂出在住のゾウさんは地元の大会ということで、かつてはミス坂出としてお世話係として参加していたが、最近はお手伝いしながら、選手としても参加している。

(幹事長)「さすにが今はミスではないからミス坂出にはなれんわな」
(支部長)「いやいや、今はミスでなくてもミス坂出になれるらしいよ」
(幹事長)「なんとかーっ、詐欺やないか!」
(支部長)「心は女なのよって言う男が出ないだけでもマシやな」


そういう時代なんだそうだ。

坂出天狗マラソンの種目には
5kmの部15kmの部がある。5kmは良いとして、なぜ15kmという中途半端な距離になっているのかは知らない。
キリが良い10kmとか、あるいはどうせなら折り返し点を3km延ばして21kmのハーフマラソンにすればいいと思うのだが、何かいきさつがあるのだろう。
12kmレースの庵治マラソンがなぜクォーターマラソンと称しているのかと言う理由と言うかについては庵治マラソンの記事に書いている通り、自治体合併に伴う役所同士の魑魅魍魎としたバトルが背景にあった。
坂出天狗マラソンの15kmという中途半端な距離設定も、何かしらのドロドロした背景があるのだろう。
(全て推測です)

大会要項によると、定員は15kmの部と5kmの部を合わせて1300人程度だ。「程度」って何?って思うが、よく分からない。
それに対して
エントリーした人15kmの部622人5kmの部754人全部合わせて1376人だ。
丸亀マラソンを走った事により県内のランナーの97%が疲弊している中で、翌週のマイナーな大会に定員を上回るランナーが集まるって、なかなか凄いと思う。丸亀マラソンより歴史のある大会なので、
地元に密着しているのだろう。
しかも、15kmの部の参加者は2023年443人、2024年533人、2025年604人、2026年622人と、
毎年着実に増加している

(幹事長)「どしたんやろ。マラソンブームは復活しているの?」
(支部長)「世の中が正常化してるんやろ」


当然ながら我々は15kmの部しか眼中に無かったが、
ゾウさんはずっと5kmの部に出ていたなぜ15kmの部でなくて5kmの部に出ていたかと言えば、5kmの部の方がペースが速いからだ

(幹事長)「どゆこと?」
(支部長)「血の味が忘れられないんだって」

ゾウさんは短い距離になると必死に走るので血の味を感じるらしい。我々には想像できない世界だ。
15kmの部はハーフマラソンに近い距離だから、ペースもハーフマラソンに近いペースになる。我々なら、せいぜい1km5分程度というペースだ。しかし、
距離が短くなればペースは上がる
距離が短いから、15kmの部より5kmの部の方が楽そうに思えるが、それは素人の考えであり、ペースが速い5kmの部の方がはるかにしんどい。
15kmだとペース配分とか考えて無茶に飛ばしたりはしないが、たった5kmになると
ペース配分なんて考える余地は無く、最初から最後まで全力でぶっ飛ばさなければならない。なので、非常にしんどい。
ゾウさんは何事も限界に挑戦するのが好きなので、スピードの限界に挑戦するために5kmの部に出ていたのだ。

そして
2018年2019年に続き、2020年大会も5km女子年代別部門で優勝してしまった。なんと5km女子年代別部門で3連覇を達成したのだ。
実は
のらちゃん2023年大会で15km女子年代別部門で優勝し2024年大会でも15km女子年代別部門で優勝し大会2連覇を達成した。2025年は少しタイムを落としたが、それでも15km女子年代別部門で2位だった
我がペンギンズは体たらくが続く男子部員に比べて、女子部員は素晴らしい活躍をしているのだ。

このように5kmの部で大活躍していた
ゾウさんだが、
コロナのバカ騒ぎで中止になっていた大会が復活した去年2023年は、4連覇を目指すことなく15kmの部に変更した。

(幹事長)「まさか2階級制覇を狙って部門を変えたのか?」
(支部長)「3連覇もしたから、他の人が優勝できないからって事務局から出入り禁止されたんと違う?」
(ゾウ)「違いますよ。名古屋ウィメンズを考えて」


ゾウさんのらちゃんと共に3月に開催されるフルマラソンの名古屋ウィメンズマラソンに出場しているので、それに備えて少しでも長い距離を走っておこうと方針転換し、2023年は15kmの部に出たのだ。
そして、ゴール直前で支部長を捉え、あっという間に抜き去った衝撃的な場面を鮮明に覚えている。
ゴールまで僅か数十メートルという所で突然、支部長の後ろからゾウさんが出現し、猛然とものすごい勢いで迫ってきたかと思うと、圧倒的な音速スピードであっという間に支部長を追い抜いたのだ。

(幹事長)「あれは凄かったなあ」
(支部長)「早く忘れ去りたい忌まわしい記憶や」


ペンギンズ史上、最も衝撃的なシーンだったので、誰も忘れる事はできない。
それなのに、ゾウさん2024年は再び5kmの部に出た

(支部長)「私のリベンジを恐れたのかな?」
(ゾウ)「違いますよ。ジュニアが出るからですよ」

5kmの部に転向したのは、ジュニアが出るからだった。
ゾウさんジュニア2023年の庵治マラソンのファミリー部門にゾウさんと一緒に走り、マラソンデビューした。これは3kmのコースだった。
続いて2024年の満濃リレーマラソンには子ザルで走った。1周2kmのコースを3回走ったから、トータルで6km走った。
そして2024年の坂出天狗マラソンでは5kmの部に初出場したのだ。小学校1年生で5kmも走るなんて、自分の子供時代を考えると信じられない距離だ。

ただ、小学生は保護者の同伴が義務付けられているので、ゾウさんも一緒に5kmの部に出た。
そして、ジュニアは終盤になってペースを上げると言う驚異的な走りを見せてデビュー戦を飾った。
2025年も同様に、ゾウさんジュニアと一緒に5kmの部に出た。ジュニアはさらに進化して、私らの5km地点のタイムより速いタイムでゴールした。
そして、今年も同じく、ゾウさんジュニアと一緒に5kmの部に出る。

(幹事長)「良かったな。これでゾウさんに負けて恥かかなくて済むわい、わっはっは」
(支部長)「いやあ、リベンジしたかったのに、残念やなあ、わっはっは」


ところが今回、支部長は直前になって急用ができたため欠場となった。

(幹事長)「舐めとんか?」
(支部長)「色々と付き合いがあってな」


またのらちゃんは直前に肉離れになってしまったため、先週の丸亀マラソンに続いて欠場となった。

て事で、今年は5kmの部ゾウさん&ジュニアが出場し、15kmの部幹事長、長谷選手、加藤選手が出場する。


〜 会場へ出発 〜


先々週の満濃公園リレーマラソンはとても寒かったし、先週の丸亀マラソンもとても寒かったが、今日はさらに一段と寒くなるっていう天気予報だ。
3週間連続でマラソン大会があるんだけど、3週間連続で週末は極寒なのだ。我々はこれを極寒3連戦と呼ぶ。
ずうっと3週間も極寒が続いている訳ではなく、週の半ばには3月並みの陽気になったりしてるんだけど、なぜか週末は異常なほど寒い寒波が日本列島を繰り返し襲ってきているのだ。恐らくロシアか中国による気候操作だろう。

朝起きると、天気予報どおり寒い。でも、恐れていたような風は吹いていない。風が無ければ気温が多少低くても寒さはしのげる
例年、この時期は西から強い風が吹いてきて、丸亀マラソンは折り返してからの後半が強い向かい風となり、ただでさえペースが落ちる後半にますます厳しい戦いを強いられる。
坂出天狗マラソンも同じような状況で、終盤は西に向かって帰ってくるから向かい風になる事が多い

ただ、私が出場した2023年、2024年、2025年は、それほど強烈な向い風ではなかった。
先週の丸亀マラソンも恐れていたほど向かい風は強烈ではなかったから、今日もそれに期待したいぞ。

当日は8時に高松を出発した。
駐車場は、去年までは江尻臨時駐車場とか総社グラウンドだったが、今年は大会会場の林田運動公園に近い臨時駐車場が指定された。林田運動公園からほんの200mくらい東に行った所だ。
こんなに近い場所に臨時駐車場があるなんて知らなかった。こんな近いところに駐車場が確保できるのなら、なぜ今までは遠くの臨時駐車場に停めさされてたんだろう?

レースのスタート時間は15kmの部は10時で、受付は9時50分までだから、もっと遅く行っても問題は無いんだけど、何かトラブルでもあったら遅れるので、余裕をもって早めに出た。
そもそもスタートが10時なのに9時50分まで受付可能ってのも大胆な設定だ。ゼッケンや計測チップを着ける時間も無いぞ。

車は順調に進んでいたが、出発してすぐ、ゾウさんからラインが入る。

(ゾウ)「坂出はものすごい風です」

ゾウさんは運営のお手伝いをしているから、既に現地に着いてるんだけど、現地はすごい風らしい。今日は風が弱いと思っていたが、それは甘かった。
現地に近づくと、番の州工業地帯の煙突から出る煙が真横に流れている。やはり坂出は風が強烈なようだ。

車は順調に進み、臨時駐車場には8時半過ぎに到着した。
駐車場では、ちょうど同じ頃に到着したのらちゃんと無事に合流できた。のらちゃんは自分は出場できなくなったが、応援のために来てくれたのだ。

(幹事長)「天狗うどんを食べないといけないからね」
(のら)「そうそう、それが一番大事だよ」


駐車場から会場まではほんの200mくらいなので、のんびり歩いていく。
車から出ると、やはり寒い。寒いと言うより冷たい。風も強い。

(幹事長)「アホみたいに寒いがな」
(のら)「肉離れで欠場する事になって良かったよ」


のらちゃんは10日前の肉離れにより、先週の丸亀マラソンに続いて今日の坂出天狗マラソンも欠場するが、この極寒の状況を考えると、欠場の悔しさより、出られなくてホッとしたって感じだ。


〜 会場到着 〜


時間はまだまだ早いと思ったが、会場に到着すると、すでにかなりのランナーが来ていた
坂出天狗マラソンはマイナーな草レースというイメージが強いが、ボランティアの人が多く、とても賑わっている。
実は坂出天狗マラソン坂出天狗まつりというイベントの一環という位置付けだ。
坂出天狗まつりは今年が第36回で、坂出天狗マラソンより4年古いイベントだ。すっかり地域に根付いたイベントであり、この賑わいはマラソン大会だけの賑わいではないのだ。

かなり混雑している割りには、会場に着いてすぐに加藤選手と合流できた。長谷選手も既に来ていた。
二人は遠くの駐車場に車を停めてシャトルバスで送ってきてもらったとの事だ。てっきり、今年は全員が近場の臨時駐車場なのかと思ってたけど、違っていた。

ここでようやく駐車場割り振りの仕組みに気が付いた。
これまで毎年、全員が同じ駐車場を指定されているものとばかり思っていた。そして、毎年、その駐車場の場所が変わっているのかと思っていた。
でも、それは違っていた。毎年、いくつかの臨時駐車場(江尻臨時駐車場、総社グラウンド駐車場、林田臨時駐車場、そして会場のすぐそばの駐車場)が設けられているのだ。
このうち江尻臨時駐車場、総社グラウンド駐車場、林田臨時駐車場からは送迎バスが出ている。我々が停めた会場のすぐそばの駐車場だけは近いので、徒歩で会場へ移動する。
今年は私はとても早目にエントリーした。それで一番近い駐車場を指定されたのだと思う。お仲間エントリーでのらちゃんの分も一緒にエントリーしたから、二人とも同じ近場の臨時駐車場を指定されたのだろう。
一方、エントリーが遅れた人は遠い駐車場を指定されたのだと思う。

(幹事長)「これで謎が解けたよ」
(のら)「来年からも早目にエントリーしないといけないね」 
<−−−来年のための教訓

会場に着いたら、まずは受付だ。
ゾウさんは大会運営のために早々に会場に着いて、今日も受付でお手伝いをしていた。
受付ではゼッケン計測チップ記念品パンフレットをもらう。記念品は乾麺のお蕎麦だ。完走したら小さなタオルもくれる。
さらに、手荷物を預ける時に入れる大きなビニール袋をもらう。ものすごく巨大なビニール袋だ。

(幹事長)「ビニール袋史上最大の大きさだなあ」
(のら)「去年みたいに敷物代わりにするのよね」


ただ、今日は風が強烈で、ビニール袋を下に敷いたら飛ばされしまう。
着替え用のテントは設営されているが、あまり大きくないので大混雑だ。

(加藤)「テントの陰なら風が弱いですよ」

加藤選手長谷選手はテントの陰に陣取っているとの事なので、我々も行ってみる。
確かに風はテントに遮られてあまり強く吹き付けてこない。これで寒さはだいぶ和らいだ。

例年なら、会場に着いてから朝食を食べる事が多いが、今日は出発がゆっくりしていたので、既に家で食べてきた
私は朝食を食べたらトイレで大が出るようになるので、自宅で早目に食べて家を出る前にトイレを済ませるのが理想だ。なので、今日も早めに食べて、トイレも済ませてきた。
駐車場が近いと何かと便利だ。

ただ、以前、「朝食はゴールの5時間前」という説を聞いた事があるが、今日はスタートの4時間前に食べた事になる。
ちょっと早すぎたので、ここでカロリー補給のためにゼリーを食べた。


〜 出走準備 〜


場所が落ち着いたら、さっそく着替えなければならない。
ウェアの選択マラソン大会において最も重要な要素だ。寒いのは大嫌いだけど、暑くなるとバテてしまうから避けなければならない。
今日は極寒なので、寒さ対策が極めて重要だ。

まず、長袖シャツの上に半袖Tシャツを着るという組み合わせは決まりだ。
ただ、どの長袖シャツを着るかが問題だ。
その日の天候を予想して、それに合わせたウェアだけを用意してくると、予想外のコンディションになった時に困るので、最近は何があっても対応できるように色んな準備をしてくるようにしている。
長袖シャツとしては、強烈な風雪の中を走った2018年に着た防寒用の分厚い長袖ランニングシャツや、雨の可能性があった2019年に着た雨で濡れてもベチョベチョしない登山用の吸湿性と速乾性に優れた薄手の長袖インナーウェアや、その中間の厚さの長袖シャツなんかを揃えて持ってきた。
かなり悩んだが、中間の厚さの長袖シャツにした。
その上に着るTシャツは2022年の脱藩マラソンの緑色のTシャツだ。最近は酸欠マラソンのTシャツやホノルルマラソンのTシャツを着る事が多いが、いつもいつも同じでは芸が無いので今日は変えてみた。
さらに、最近、登山で愛用しているメッシュのアンダーシャツも着た。これは登山の時に素晴らしい性能を発揮してくれており、どんなに汗をかいても、全然ベチョベチョしない
今日は極寒なのでそれほど汗をかくとは思えないが、むしろ防寒対策として重ね着したものだ。

ただ、これだけ着てもまだまだ寒そうだ。
普通に元気に走れる状態だったら体が熱を発散するだろうけど、最近の異常なまでの調子の悪さを考えると、後半はトボトボと歩く可能性もあり、体は熱くならず、急速に冷えていくだろう。
歩かないにしても、終盤は疲れて足をひきずって歩くようなスピードになりそうなので、歩いているのと同じように体は冷える。
特に後半は冷たい向かい風になるのは確実なので、寒い中を震えながら歩くのだけは絶対に避けたい

て事で、先週の丸亀マラソンと同じ様に、ウィンドブレーカーを着る事にした。ビニール袋を被ると言う選択肢もあるが、ビニール袋では腕が寒い。
丸亀マラソンの時は、さすがにウィンドブレーカーを着ているランナーは非常に少なかったが、今日はあの時よりは多いように見える。
これは先週よりも今日の方がさらに寒いって事もあるし、丸亀マラソンに比べて坂出天狗マラソンの方が規模は小さいが庶民的と言うかレベルが低いとも言えるため、舐めてウィンドブレーカーなんかを着ているランナーが多いのだろう。
ウィンドブレーカーどころか、もっと厚手のジャンパーなんかを着ているランナーもいるくらいだ。
マラソン大会でウィンドブレーカーを着て走る事なんて滅多に無いが、今日の寒さをしのぐためなら仕方ない。
問題は、ウィンドブレーカーを着るとゼッケンが見えなくなる事だ。そのため、一応、ゼッケンを腰の辺りでとめるゼッケンベルトを持ってきた。
でも、丸亀マラソンでも特に何の問題も無かったので、今日もゼッケンはウィンドブレーカーの中のTシャツに着けたままで走る事にした。何か指摘されたらファスナーを開けてゼッケンを見せれば良い。

タイツは、今日もランニングタイツではなく普通の薄手の防寒タイツを履いた。
私はもともとランニングタイツはなるべく履かない主義だった。ランニングタイツを履くと足が突っ張って走りにくくなり、履いてない方が走りやすいような気がするからだ。
でも、ランニングタイツには筋肉疲労を防止する効果もあるという事を聞いてからは、寒い季節には防寒用も兼ねてランニングタイツを履いていた。
だが最近は、ランニングタイツをやめて、代わりに普通の防寒用タイツを履いている。防寒用と言っても、一番薄手のものなので、足は突っ張る事なく動かしやすい。

(幹事長)「タイツだけじゃあ寒そうやなあ」
(のら)「トレパンを履いたままでも良いんじゃないの?」


トレパンを履いたランナーもチラホラいる。やはりみんなこのレースを舐めている。たぶん地区の運動会程度に考えているのだろう。

(加藤)「私もトレパンを履いて走りますよ」
(幹事長)「それじゃあ私も」


トレパンを履いてたら、絶対に寒くはないだろう。
それなのに、ああ、それなのに、なんとゾウさんはいつものようにタイツさえ履いていない生足だ。

(幹事長)「きゃあ〜、止めてっ!見てるだけで寒そうや!」
(ゾウ)「タイツは履かない方が絶対に走りやすいですよ」
(幹事長)「それは分かってるけど、寒さには勝てないよ」
(ゾウ)「私は距離が短いですから」


手袋はいつも履いている薄手のランニング用グローブの中に分厚い手袋も重ね履きした。これで手がかじかむのは防げるだろう。
汗は手袋で拭くとして、ポケットティッシュを短パンのポケットに入れた。お腹を壊した時のためだ。
シューズはアシックスマジックスピードにした。

準備が整ったら団旗を持って記念撮影だ。

寒さに震えながらポーズを取るメンバー


なぜか見慣れない子供達が混じっている。どうやらゾウさんジュニアの友達のようだ。

(幹事長)「あれ?去年も混じってなかった?」
(ゾウ)「去年もいましたよ」


去年も一緒に写真を撮った子供達だった。
小さな子供たちなのに5kmも走るなんて、本当に感心する。去年も今年も出ているって事は、走るのが好きなんだろうか。


〜 集合 〜


スタート時間が近づいてきたが、スタート地点で交通規制が始まって整列できるのはスタート直前なので、周辺の歩道ではウォーミングアップする選手がまだ走っている。
彼らは最初から全力で飛ばすシリアスなランナーなのでウォーミングアップが不可欠だろうが、我々のような一般ピープルにはウォーミングアップは百害あって一利無しだ。

それより最後のトイレを済ませておかなければならない。仮設トイレには男子の小用のボックスが並んでいたので、待たずにすぐに入れた。
手荷物を預けてたら、スタート10分前9時50分になったので、集合開始だ。
15kmの部の参加者は622人で、これくらいの数だとスタート時でもそんなに混雑はしない
よっぽど後ろの方からスタートしない限り、仲間同士でおしゃべりしながらゆっくり走るおばちゃん軍団に邪魔されて追い抜くことがままならないような状況にはなりそうにない。

ただ、タイムはシューズに着けたチップでネット計測してくれるから、後ろの方からスタートしても構わない、なーんて思うのは早計だ。
ゴールゲートにはタイム計測用の機器が設置されているが、スタートラインにはそれが無い。ゴール時間は計測してくれるけど、スタート時間は個別には計測してくれない。全員、スタートのピストルと同時だ。
つまり計測してくれるのはグロスタイムだけで、ネットタイムは計測してくれない。て事は、後ろの方からスタートしたら、ゴールラインを越えるまでの時間が余分にかかってしまう。

(幹事長)「前の方からスタートしないと好タイムが出ないぞ!」
(加藤)「ほとんど変わりませんがな」


確かに、人数が少ないから、少しくらい後ろからスタートしてもほとんど変わらないだろう。て事で、適当な場所に並ぶ。
空は基本的には曇っているが、時々晴れ間も見える。晴れ間が見えると暖かくなるが、すぐに曇って寒くなる。風が強いから寒いと言うより冷たい

スタート時間が迫ってきたので、本日の目標を設定せねばならない。もちろん、どんな時でも、どんなレースでも、大会自己ベストの更新を狙うのが良い子の有るべき姿だ
マラソンはコースや季節によってタイムが大きく変わってくるから、違うレースのタイムを比較するのは不適当なので、どんなレースに出ても、その大会での自己ベストを狙うのが良い子の正しい道だ。
坂出天狗マラソンの過去のベストタイムは2024年のものだ

(幹事長)「2023年、2024年と連続して大会自己ベストを出したからな」
(のら)「2023年は初参加で、2024年はたった9秒速かっただけじゃん!」


2023年は初参加だったため、コースが良く分からなかった。基本的にフラットなイメージだったので、1km5分を目安にして、15kmで75分を目標にして走り出した。
ところが、実は、このコースには大きな坂があった8km地点辺りから始まる坂はなかなか厳しかった
たぶん傾斜は大した事はないんだろうけど、かなり長い坂で、疲れ始めた足には結構きつかった。

もちろん、坂と言っても北山林道駆け足大会酸欠マラソン脱藩マラソン汗見川マラソンと言ったマニアックな山岳マラソンに出てくる激坂のような傾斜ではない。
また、坂は1つだけなので、何度も何度も坂が繰り返し出現するタートルマラソンオリーブマラソン庵治マラソンよりはマシとも言える。
しかし、タートルマラソンやオリーブマラソンや庵治マラソンは小刻みなアップダウンが繰り返されるため、上りで疲れた足はすぐに下りで回復させる事ができる。上り坂も下り坂もそれほど長くは続かないからだ。
ところが、ここのコースは前半は超フラットで、後半に長い坂が現れる坂の距離は長く、2km近くあるから、一気に上る訳にはいかず、だんだんペースダウンしてしまう。なかなかしんどいのだ。

てな訳で、2023年は後半に苦戦して、あと少しで80分を切れなかった。
それで2024年はなんとしても80分を切ろうとしたんだけど、やはりギリギリで切れなかった。
なので、2025年こそはなんとしても80分を切る事を目標とした。80分を15kmで割ったら1km当たり5分20秒になるので、最初から最後までそのペースで走る事を目指した。
しかし、結果は2024年よりなんと13分も遅いと言う驚異的な遅さだった。80分を切れなかったどころか、なんと90分をオーバーしてしまった。1km当たり1分近く遅くなったのだ。

理由は、まず圧倒的な練習不足だった。練習不足は今に始まった事ではなく、昔からそうなんだけど、特に前回はひどかった
何も、サボりまくっていた訳ではない。ひとえに異常な猛暑のためだ。あまりにも暑くて、少し走っただけで足が動かなくなるため、あまり走れなかったというのが言い訳だ。
もちろん、いくら言い訳したところでタイムが良くなる訳ではない。おんちゃん酸欠姉ちゃんなんかは、まだ涼しい真っ暗なうちから猛練習をして、今年も素晴らしいタイムを出し続けている。要するに、やる気の問題だ。

さらに追い打ちをかけたのが一昨年12月に八ヶ岳でアイスクライミングをやった時に右肩を痛めてしまい、右腕が痛くて全く上がらなくなってしまった事だ。
肩を動かせないと日常生活の様々な面に大きな影響があるが、肩を動かせないと腕振りができないのでランニングにも多大な影響がある
腕を振れないから完全に下半身だけで走る事になる。足だけで走っていると、スピードが出ないだけでなく、すぐに疲れる。

そして、この状況は1年経った今もあまり改善していない
肩の痛みはだいぶ軽減されたが、その間に筋力や走力はどんどん落ちてしまい、去年は出るレース出るレース、過去とは次元の違う空前の大惨敗を繰り返してきている。
先週の丸亀マラソンでも史上空前の大惨敗を喫してしまった。

ただ、丸亀マラソンでは、永遠のライバルである支部長も同じように大惨敗を喫した。
私は前年より7分以上も遅かったんだけど、支部長も同じように遅くなっており、2年連続で終盤にデッドヒートを繰り返した。

(幹事長)「どゆこと?」
(支部長)「二人とも老化なんよ」


支部長の言う通り、最近の大惨敗の原因は練習不足や肩の故障だけでなく、老化の進展と言う根本的な要因のせいかもしれない。
そうだとすると、肩の調子が良くなり、また練習量も増やしたとしても、もう元には戻らないって事になる。

(幹事長)「やだやだ!いつまでも若々しくいたいよ!」
(支部長)「もう観念したまえ」


て事で、本日の目標タイムは去年のタイムの1時間33分だ。
1時間33分を15kmで割ると1km当たり6分12秒だ。一昨年のペースと比べたら1km当たり1分近く遅いアホみたいに遅いペースだ。まるで歩いているようなペースだ。
でも、最近の他のレースの結果を考えると、これすら容易には達成できないような気がする。


〜 スタート 〜


スタート地点林田運動公園東側の道路だ。
いよいよ10時となり、スタートの号砲が鳴ってスタートとなった。
それほど前の方からスタートした訳ではないが、僅か10秒ほどでスタートラインを越えた

こんな小規模大会でも気合の入ったマジなランナーはたくさんいて、彼らはあっという間に飛ぶように駆け出して行った。
彼らはウェアからして違う。こんな極寒なのに上はタンクトップだし、下も短いランニングパンツで、タイツなんかは履いてない。どう見ても凍え死にそうな格好だ。

コースは、まずは林田運動公園の周りをぐるりと一周する。丸亀マラソンのような大規模マラソンと異なり、序盤から混雑はないので、自分のペースで走る事ができる。走りやすい。
のらちゃんが応援がてら写真を撮ってくれているので、ポーズを取る。さすがにまだ元気はある。

一周して少し西へ行った所1km地点がある。ここで時計を見てビックリだ。
一昨年は最初の1kmは5分を切っていて、想定外のハイペースだったから、慌ててペースを抑えたが、去年は5分40秒もかかっていて焦った。
しかし、今年はそんなものではなく、いきなり6分半をオーバーしていた。
いくら最初は抑えて走らなければならないと言っても、いくらなんでも抑え過ぎだ。いや、抑えている訳ではない。自分ではそこそこ頑張って走っているつもりだ。それなのに、唖然とするスローペースだ。

当然ながら長谷選手は最初から姿を見失ったが、一緒にスタートした加藤選手ですら、なんと少しずつ背中が遠ざかっていく。これにはさすがに危機感を抱いたので、なんとか頑張って加藤選手に着いていく。

しばらく走ると綾川に突き当たるので、そこを右(北)に直角に折れて海に向かう
少し走ると、なんと早くもトップ集団が折り返してきた。こんな小規模なマラソン大会でもトップの人たちはアホみたいに速い
さらに少し走って埋め立ての工業地帯北岸に突き当たった辺りに2km地点がある。なんとかペースアップを図ったにも関わらず、この1kmはなんと7分近くにまでペースダウンしていた。こんな序盤で7分近いだなんて、呆然とするばかりだ。

2km地点は埋め立て地の北岸にあるので、ここで右(東)に折れる
東に向かって400mほど走ると道が突き当たりになる。そこが第一折り返し点だ。
折り返し点の手前で折り返してくるメンバーを探したが、長谷選手は見つけられなかった。
加藤選手は私のすぐ前を走っている。

折り返してしばらく走ると、再び綾川に突き当たるので、そこを左(南)に折れる。折れてから少し走ると3km地点の表示があった。この1kmも6分半をオーバーしている。
そこから少し南に向かって走った所で左(東)に曲がって林田運動公園の方に戻る。

少し走ると最初の給水所がある。
もともと私の場合、あんまり喉が渇かない体質なので、フルマラソンでもない限り、給水無しでも全然平気だ。しかも冬場はあんまり汗もかかない。
ただ、足の攣りを防止するためには水分の補給は欠かせない。そもそも「給水は喉が渇いてからでは遅く、早め早めに給水しろ」ってのが鉄則だ。
て事で、最近はどんなマラソン大会でも全ての給水所で少しでもいいから水分を補給する事にしている。

この給水所でようやく加藤選手を追い抜いた。
その直後にのらちゃんが再び応援してくれて、写真を撮ってくれた。

林田運動公園まで戻ってきた所に4km地点があり、そのまま林田運動公園の北の道を東に向かって走り続けると5km地点がある。この辺りもペースは1km6分半前後のままだ。
3km地点以降は東に向いて走っているので風は追い風だ。なのでペースは上がるはずだと期待していたが、一向にペースは上がらない。どうなってるんだ?まさか風が弱くなったのかとも思ったけど、そうでもないようだ。

さらに東に向かって走る続けると6km地点の表示がある。
しばらく走ると五色台の海岸を回る県道16号線に出るので、そこを左(北)に折れて大越方面に向かって走る。少し走ると7km地点の表示がある。
さらに走ると、遂に長い坂が始まった。そんなに大した激坂ではないけど、疲れてきた足には堪える坂だ。
坂が始まる頃に8km地点の表示がある。ペースは6分台後半が続いている。

坂の途中に2つ目の給水所があり、ここでも少し水分を補給する
次の9km地点ではペースは一段と遅くなり、遂に7分近くにまで落ちたが、遠くに第二折り返し点見えてきたので少しホッとする。
一度、フラットになりかけたが、再び傾斜が出てきて、折り返し点まで一気に傾斜がきつくなってくる

厳しい坂をなんとか上り終えると、ようやく第二折り返し点に到着する。
折り返した後は下り坂となる。ここまで来れば残りは5.5kmだし、しばらくは下り坂だ。なので、ここで一気にペースアップして遅れを取り戻したいところだ。

折り返して後続を見ると、すぐ後ろから加藤選手が走ってきた。その差はタイムにして2分ほどだから、距離にして300m程度の差だ。もっと大きく差をつけていると思っていたのに、すぐ後ろなのでかなり焦る。

少し下ると10km地点の表示がある。下り坂に変わったのに、ペースはあまり変わらない。
例年なら、折り返してすれ違う後続のランナー達を見ると、まだまだ後から多くのランナーが走ってくるんだけど、さすがに今日は遅いので、後続のランナーの数は少ないような気がする。

坂を駆け下りていくと、11km地点の表示がある。完全に下り坂の区間なのに、相変わらずあまりペースアップできていない
次の12km地点でも、下り坂が終わったせいか、ほとんど同じ様なペースだ

ちょっと前の緩い下りから足に異常を感じ始めた。足が妙に動くのだ。
足が動くと言ったら、調子が良さそうだが、そうではなくて、ペースは落ちているのに足が勝手に動く感じだ。とても不思議な感じだ。
足が動くのなら良いじゃないかって思うけど、そういう状態ではない。そのまま倒れ込んで突っ込んでいきそうになるのだ。つんのめって「おっとっと」てな感じで前に進んでいくのだ。
足は回っているんだけど、十分に足が前に出ず、歩幅が狭くなっているからつんのめって転びそうになるのだ。

危険を感じてピッチを落とそうとするんだけど、足が勝手に動いてピッチが落ちない。ストライドはどんどん狭まっているのでスピードはどんどん落ちていくから、前に倒れ込みそうになるんだけど、止まる事ができない
とても危険な感じで、怖くなる。その場にへたり込めば止まるかもしれないが、そうなるとレースを放棄する事になるので、そこまではしたくない。
もう少し走ると西に向かって走るようになるので、向かい風が期待できる。向かい風がブレーキになって落ち着くんじゃないかって期待する。

しばらく走ると、右(西)に折れて林田運動公園に戻る道に入る。
ここから道は西向きになり、正面から西風を受けるようになる。先ほど、反対側を走っていた時は追い風は弱く感じたが、やはり風はそこそこ強く、向かい風を強く感じる。
そのおかげで少しは走りやすくなった。向かい風が少しブレーキになって、だいぶペースダウンしたため、なんとか前に倒れ込みそうな感じは軽減された。

3つ目の給水所でも少しだけ水分補給して、そこから少し走ると13km地点の表示がある。ペースは大きく落ちて7分を超えたが、今の状態では仕方ない。
しばらく走っていくと14km地点になり、ペースは8分近くにまで落ちたが、それでも前に倒れ込みそうな危険な感覚が再び増してきた


〜 ゴール 〜


ようやく林田運動公園に着き、角を曲がって公園の中に入っていく。
ところが、角を曲がる時にスピードを落とすことができず、コースの横の三角コーンに突っかかっていった。慌ててスタッフさんが寄ってきたが、なんとか立ち直ってゴールを目指して走る。
最後はゴールラインを越えて、そのまま止まる事ができずに三角コーンにぶつかって止まった

ゴール横で見ていたのらちゃんが慌てて駆け寄ってくれた。長谷選手も駆け寄って来て体を支えてくれた。

(のら)「大丈夫!?」
(幹事長)「足が動かないんじゃなくて、勝手に動くんよ」
(のら)「???」
(長谷)「???}


どう説明したら良いのか分からないが、とにかく体が異常をきたしているのは分かってもらえた。
後からガーミンを確認したら、心拍数が異常に高くなっていた
私はもともと心拍数が低いのに、今日は200まで上がっていた。
心拍数が上がり過ぎると、脳がそれを抑えようと指令を出し、今度は心拍数が下がり過ぎて体に血が回らなくなるらしいけど、それが原因なのかどうかは分からない。
いずれにしても、最後の3〜4kmは足が勝手に動く感じがする一方で、スピードはどんどん落ちていった。不思議な現象だ。

完走したら小さなタオルを肩に掛けてくれるほか、ミカンなんかもくれた。
さらに、すぐその場で記録証を発行してくれる。最近のマラソン大会は、どこもかしこも記録はウェブ上に掲載されているだけなので、面倒で仕方ない。この大会は規模が小さいため、丁寧にその場で記録証を発行してくれるので嬉しい。

結局、タイムは去年よりなんと10分近くも遅かった。80分や90分を切れなかったどころか、なんと100分をオーバーしてしまった。驚異的な遅さだ。
1kmごとのラップを見ても、ほぼ全区間にわたって去年より30秒くらい遅かった上に、終盤は足が奇妙な状態になって大幅にペースダウンした。

それでも、なんと、男子年代別部門でギリギリ半分より上だった。
一昨年は男子年代別部門で上位2割くらいだったのが、去年は4割くらいにまで落ちたが、今年もなんとか半分に止まった。

(幹事長)「なんだか嬉しい」
(のら)「よっぽどレベルが低いのかなあ」
(幹事長)「明らかに村の運動会みたいな格好のおじさんとか多かったからなあ」


長谷選手は今年も素晴らしい速さだった。それで見つけられなかったのかもしれない。
加藤選手は私の少し後からゴールした。折り返し点でもあんまり差が無かった上に、終盤でヨタヨタしていた時に追い着いてきたようだ。

一方、ゾウさんジュニアは満濃公園リレーに続き、素晴らしい快走だった。なんとゾウさんを終盤に追い抜いて、そのまま逃げ切ったとの事だ。

(ゾウ)「マジで負けちゃいましたよ」
(幹事長)「もう私らが勝負できる相手ではなくなったなあ」


〜 反省会 〜


レースが終わると、このマラソン大会の一番の楽しみである天狗うどんを食べる。「天狗うどん」と言うのは「てん(ten=10)の具」が入ったうどんだ。
10の具と言うのは正式には
 1、イチョウ(銀杏) 
 2、ニンジン(人参)
 3、サツマイモ
 4、シイタケ(椎茸)
 5、ゴボウ
 6、ムカゴ(山芋の実)
 7、ナナクサ(七草の大根)
 8、ハスネ(蓮根=レンコン)
 9、クリ(栗)
10、トウフ(揚げ)

らしい。

(のら)「正式って何よ?」
(幹事長)「坂出天狗まつり実行委員会の定義やな。単なるダジャレやけど」


この坂出天狗マラソンってのは坂出天狗まつりの一環として行われているのだ。
天狗うどんはうどんより具の方が多いくらいのボリュームで、とっても美味しく頂いた。体も温まるし、嬉しい天狗うどんだ。
坂出天狗マラソン自体は、もう来年は出なくても良いかなと思う程度のマイナーなマラソン大会なんだけど、これを食べていると来年も出ようかなという気分になってくる。

例年は天狗うどんと一緒におにぎりをくれてたんだけど、今年はなぜかシャウエッセンだった。

(幹事長)「シャウエッセンって、どうやって食べるの?」
(のら)「ちょっと分からない」


シャウエッセンのコーナーに行ってみると、小さくカットしたパンにシャウエッセンがはさんであって、なかなか美味しく頂いた。

天狗うどんを食べながら、反省しなければいけない。
先週の丸亀マラソンも空前の大惨敗を喫して唖然としたが、今日も同じだ。
丸亀マラソンは去年より7分以上もタイムが悪くなったが、今日はさらに悪く去年より9分以上もタイムが悪くなった
距離が21kmより短い15kmなのに悪化したタイムがもっとヒドイってのは、絶望的だ。

直接的な原因は練習不足や肩の故障だろうけど、走る前に振り返ったように、それだけでなく根本的に老化が原因のような気がする。
終盤に足が奇妙な感覚でヨタヨタしたのも、老化の一種かもしれない。
ああ、恐ろしや恐ろしや!

次は3週間後善通寺五岳山空海トレイルがある。出場するのは今年で6回目だ。
一昨年は初めてダブルの部門に出たが、去年は以前のようにシングルの部門に戻した。
今年もシングルの部門だが、去年までと違って制限時間内で完走できるかどうか不安爆発だ。
この1年間のレースを振り返ると、庵治マラソンのような短いレースからフルマラソンまで、ことごとく考えられないような大惨敗を繰り返しており、常に制限時間との戦いとなっている。
こんな状態で厳しいトレランレースを制限時間内で完走できるかどうか、ものすごい危機感を抱いている。


〜おしまい〜




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